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清里現代美術館
山梨県北杜市高根町清里3545-3519
TEL.0551(48)3903
入場料
大人800円
小・中学生400円
開館時間
4月〜11月
午前9時〜午後6時
12月〜3月
午前10時〜午後5時
休館日
3月〜12月までは無休、1・2月は土、日、祝日のみ開館 (1月1日〜7日は無休)
交通機関
JR小海線清里駅から「牧場通り」を徒歩10分/ 中央自動車道須玉ICから国道141号線、「丘の公園入口」標識から3分
駐車場
10台



 


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 「世の中は変化し続け、人間も一緒に変化していると思っている。ところが、既成の“ものさし”でしかものを見ることができない人は、実際には何の変化もしていない。同時代の人間の生き方を問う現代美術は、 人の中身を変える手助けになる」。
 平成2年に開館した清里現代美術館の伊藤修吾館長はさらに「よく『現代美術はわからない』と言われるが、美術は知るものでも学ぶものでもなく、見て、 感じて、考えるもの。よく見れば見えないものも見えてくる。その感覚を楽しみ、そこから生き方につなげてほしい。結果的に作家の意図することと違ってもかまわない」と言う。
 館長の実弟で、都内の中学の美術教諭を務める信吾氏が、30年前から個人で収集を始めた現代美術のポスター、版画、立体作品を展示。現代美術に関する資料は1000点を超える。なかでも、戦後最大の芸術家と称され、現代美術のカリスマ的存在だったヨーゼフ・ボイスの作品や、ケージ、ライナー、フルクサスらの資料が充実し、美術教育の研究者が絶えず訪れる。
 斜めに仕切られた壁など、斬新な建物だが「現代美術では作品のまわりの空間も作品の一部。作品に合わせて展示室を設計した」ため、隠し部屋や段差をつけるなどして変化がつけられている。 館内は10のコーナーに分かれ、来館者には同館オリジナルのガイドブックが手渡され、番号ごとに各部屋をまわる。また、「音の常設展示」に取り組み、音と美術との関係を考える機会も提供している。
 「“社会のゆがみ”を感じさせるニュースが続いているが、人を変え、社会を変えるかもしれない現代美術を美術館で見ることは、私たちにとって生活必需品」と伊藤氏は語る。

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