外観

 河口湖自動車博物館 

 中央道河口湖インターから富士山に向かって鳴沢の樹海に入ると、 大自然の木々の中に溶け込むように河口湖自動車博物館がある。
 同館は会社経営者であり、 自動車レーサーとしても活躍していた原田信雄氏が 「自動車の歴史100年」 をテーマに、 わが国初の本格的自動車博物館として設立。 クラシックカーからいわゆるスーパーカーまで約70台、 多数のメーカーの歴史的な名車が展示されている。
 館内はホールAとBに分かれていて、 Aは1886年から、 Bは1955年以降の自動車やオートバイが並べられている。
 ホールAの入口には、 世界初の自動車といわれるベンツ1号車が復元展示されている。 この車は1886年に製作されて4サイクル・短気筒980ccエンジンを搭載、 最高速度はわずか15kmであった。 1912年に生産された 「フォードT型車」 は歴史上初めて大量生産され、 タクシーやバスとして日本の交通を発達させた。
 そしてこのホールAで一際目を引く車が 「メルセデスベンツ540K」。車体も大きく重量感のあるこの車は、 ヒトラーの命によりナチスの威信をかけて作られた1台。 主にヒトラーのパレードに使用されていた。
 ホールBには 「ダイハツ・ミゼット」 や、 マツダ・キャロルの前身 「マツダR-360」 といったなつかしい国産車や、 スーパーカーブームの火付け役となった 「ランボルギーニ・カウンタック」 が置かれ、 バブル期には1台数億円といわれた 「フェラーリF40」 がその鮮やかなイタリアンレッドの車体を光らせている。
 館内の展示車は常時入れ替えが行われ、 何度足を運んでも見飽きることのないように配慮されている。

展示風景

入館料 大人1000円、子供500円
小学生以下無料
開館時間 午前10時〜午後4時
開館日 8月のみオープン
駐車場 乗用車100台 大型バス駐車可能
交通機関 富士急行線河口湖駅からタクシーで15分/
中央自動車道河口湖ICから車で10分
住所
電話番号
山梨県南都留郡鳴沢村富士桜高原内
0555(86)3511

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