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清里北澤美術館
山梨県北杜市高根町清里3545-1
TEL.0551(48)5000
入館料
一般1000円(800)
中学生以下無料
()は8人以上の団体料金
開館時間
4月〜10月:
午前9時〜午後6時
11月〜3月:
午前9時〜午後5時
休館日
無休
交通機関
JR小海線清里駅から徒歩10分/ 中央自動車道須玉I.C.から約30分
駐車場
普通車40台 大型バス4台



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株式会社キッツ(清水雄輔社長・千葉県千葉市)の前会長、故・北澤利男氏が収集したガラス美術品、約200点を展示する美術館。
 北澤氏は40数年前から現代日本画とアール・ヌーヴォーのガラス器のコレクションをはじめ、収集品は1,000点を超える。北澤美術館は2館あり、諏訪北澤美術館にはアール・ヌーヴォー期の代表的ガラス工芸作家のエミール・ガレの作品が中心。清里北澤美術館ではガレのライバル的存在のドーム兄弟の作品とパート・ド・ヴェール技法による作品を常設展示している。
 パート・ド・ヴェールはさまざまな色のガラスの粉をマツヤニなどの混合剤を使い粘土状にし、雄型と雌型で押さえ焼成するもので、焼き加減が難しく、大量生産に向かないので現在では美術品以外に作られていない。
 同館の中心となる展示物のジョルジュ・デプレ作「ラ・ヴァーグ(波)」はパート・ド・ヴェールで作られた壁にはめ込むレリーフ(浮き彫り彫刻)で、昼間は日の光が透けてステンドグラスになる。展示も直接光と背面光を交互に照らし、色や影の変化がわかるように工夫されている。
 ほかにドーム兄弟の「ななかまど」、1900年のパリ万博出品作品「アザミ文花器」などのガラス器がある。産業革命後の合理主義に反発したアール・ヌーヴォーでは、身近な自然がモチーフにされたが、昆虫や魚、トカゲ、ヘビまでが模様やレリーフに登場する。
 毎年4月ごろに展示替えをし、夏季には現代ガラス作家等の特別展を開催している。



「ラ・ヴァーグ〔波〕」
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