外観

  富士河口湖町立 大石紬伝統工芸館  

 河口湖の北岸、大石地区のひとびとは湖の増水害を避け、山裾に耕地を求め、桑を植え養蚕が始まり、繭(まゆ)を売った。そのくず繭や玉繭 (二匹の蚕が作った変形した繭)などの副蚕糸から座繰り製糸し紬を織った。こ うして大石紬は、経糸に本繭(正常な繭)を、緯糸に玉繭を用いて織り上げ、丈 夫で軽く柔らかい絹織物と紬織物の両面を合わせ持つ独特な織物として誕生し た。江戸時代から広く売り出され、明治、大正のころに改良が重ねられ、昭和初 期には250戸余りの農 家によって約3400反が 生産されていた。
 しかし、時代の流れとともに大石紬を取り巻く環境は厳しくなり、伝統的な技 術・技法の消滅の恐れがでてきた。そこで大石紬の継承と後継者の育成などを目 的に平成元年11月、大石紬伝統工芸館が建設された。この館の中心として養蚕から選繭や織り糸の染め上 げ(草木染め)、機織りなど、大石紬が出来上がるまでのすべての工程が行われ ている。
 もとは大石保育園だった建物を改装した同館は、大石公園の北、大石浅間神社 の先にひっそりとたたずむ。館内には大石紬の着物が展示され、機織り機が並び、 実際に機織り作業がされている。体験用もあり、見学者が機織りを体験できる。 また、同館主催で「ハーブ染め教室」「手織り教室」(要予約)が開かれる。布 や大石紬による小物などを販売するコーナーもある。

展示風景

入館料 無料
開館時間 午前9時〜正午、午後1時〜5時
休館日 火曜日、祝祭日の翌日
年末年始
駐車場 10台
交通機関 富士急行線河口湖駅から車で10分。周遊のレトロ
バスで30分/中央自動車道河口湖I.C.から約13分
住所
電話番号
山梨県南都留郡富士河口湖町大石267
0555(76)7901

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