外観

 榛の木林民俗資料館 

 富士に降った雪解け水が伏流となり、 八つの湧水として湧き出しているのが 「忍野八海」。 「榛の木林民俗資料館」 は、 その忍野八海の一つ 「底抜池」 を抱える29,700平方m (約9000坪)の渡辺家の屋敷内にある。
 間口9間半(約31m) 奥行5間半(約18m)のカヤぶきの建物は江戸時代に建てられたもので、 富士北麓一帯では最も古い民家の一つといわれる。
 館長の渡辺泉氏は代々伝わる渡辺家の当主。 この建物も渡辺家の住宅として使われていたものだが、 20年ほど前に取り壊して建て直しを計画した。 だが、 これだけの建物を壊してしまうのは惜しいという各方面からのアドバイスもあり、 そのままで民俗資料館として残すことにした。
 玄関を入ると、 弓型の梁(はり)の露出した高い天井と太い大黒柱が目につく。 それぞれ12畳半の一の座敷、 二の座敷、 10畳間の三の座敷があり、 渡辺家で代々使われてきた長持、 タンスや生活用具、 古文書類、 「関の兼光」 などの刀剣類、 鎧(よろい)、 兜(かぶと)などが展示してある。
 なかでも三の座敷の床の間にある 「北条家朱印状」 は、 天正10年(1582)に武田家が滅んだ後、 甲斐の国を手中にしようとした北条氏直が、 渡辺庄左衛門尉あてに郡内領での総決起を強く促したという朱印状。
 玄関から続く土間の奥の天井には、 在地領主の流れをくむ証ともいえる駕籠(かご)が吊されている。 さらに奥の階段を上ると、 柱や梁が露出した2階。 もとは養蚕に使われた部屋で、 ここには養蚕、 機織り、 農業などに使われた農機具類約300点が展示してある。
 また、 母屋の東隣りにはカヤぶき屋根一部屋造りの隠居部屋もある。 ここにも囲炉裏があり、 当時の生活をしのばせている。

展示風景

入館料 大人・中学生300円
小学生150円
幼児100円
開館時間 午前8時〜午後5時
休館日 不定休
駐車場 30台
交通機関 富士急行線富士吉田駅から忍野行き
バス、八海入口で下車、徒歩5分/
中央自動車道河口湖ICから車で20分
住所
電話番号
山梨県南都留郡忍野村265
0555(84)2587

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