外観

 信玄公宝物館 

 快川国師が 「心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」 と唱えたのは、 武田氏が滅びる際、 焼き討ちされた恵林寺でのことであった。 甲府盆地の北東部にある乾徳山恵林寺は武田信玄の菩提寺でもあり、 信玄の墓がある。
 その恵林寺の境内に武田信玄公宝物館がある。 同館は恵林寺が所蔵する資料の保存と管理、 財団事業としての資料の収集、 また、 信玄の人間性(信仰、 教養、 文化など)を知る上での資料の展示などを目的に昭和44年に開館した。
 展示資料は、 武田氏、 とくに信玄関係の資料。 国、 県などの指定文化財を中心に美術工芸品、 古美術絵画、 武具甲冑(かっちゅう)、 古文書など。 室内は吹き抜けの2ロアからなり、 まず目を引くのは入口正面に掛けられている武田軍旗 「孫子の旗」。 縦3.8m横77cm、 紺地の平絹に金泥の文字で 「風林火山」 と記されていて、 その大きさからも戦国時代のスケールを感じさせる。
 そのほか、 1階には信玄が所用した太刀 「来国長」 (国指定重要文化財)、 信玄が戦勝祈願のおり、 恵林寺に奉納したといわれる短刀 「備州長船倫光」 (同)などや、 徳川家康にあてた信玄の書状 「武田信玄条目」、 信玄の弟・信繁所用の 「当世具足二十八間星冑」、 「快川国師頂相図」、 「上杉謙信書状」、 柳沢吉保が所持していた太刀 「山城守国重」 などが展示されている。 2階のフロアには武田二十四将の一人一人が掛け軸に描かれていて、 室内を取り囲むように展示されている。
 同館では、 収蔵品3000点の中から常設で400点ほどを展示している。 企画展は年に3、 4回開催。 そのうちの1回が 「柳沢吉保甲府入城二百九十年展」 (平成8年)といった特別展として位置づけられている。
 また文化活動の一環として武田研究会(全国に会員300人)に研究や出版物発行の助成などをしている。

展示風景

入館料 一般500円(400円)
小中学生100円(80円)
()内は団体料金
開館時間 午前9時〜午後5時
入館は4時30分まで
休館日 木曜日(ただし当日が祝
祭日の場合はその翌日 
駐車場 150台
交通機関 JR中央線塩山駅からバスで15分/
中央自動車道勝沼ICから車で30分
住所
電話番号
山梨県甲州市塩山小屋敷2280恵林寺内
0553(33)4560

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