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白根桃源美術館は地方文化の拠点として1981年11月にオープン。年2回ほどのペースで企画展を開いている。 正門を入ると山水式庭園が広がり、桜やモミジ、野の花など、四季折々の景観を楽しめる。水源の安定と地域の繁栄を祈る浄水観音像の前を横切り美術館入口へ。 建物は1928年に建てられた旧飯野産業組合の倉庫を移築したもの。海鼠張り土蔵造りだが、合掌屋根を支える梁組でキングポストと呼ばれる手法をもちいた、和洋折衷の様式になっている。二階展示室に上がれば何本もの突き出した梁を見て取れ、鉄筋コンクリートで建てられた美術館が多いなかで、独特な落ちついた雰囲気が感じられる。 展示面積は1、2階合わせて230平方メートル。50号程度の作品3、40点は飾ることができる。 これまでに「明治・大正・昭和の日本画巨匠展」「近代ヨーロッパ巨匠展」「北斎冨嶽三十六景展」など親しみやすい内容の展覧会を開催するほか、1997年からは「夢喰い人・須藤貘展」など、郷土にゆかりの作家の展覧会を中心に開催している。収蔵品は川崎小虎、名取春仙、望月春江らの作品700点。 併設の付属展示室は、市民ギャラリーとして開放し、より身近な美術館として利用されている。 |
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